無力だけど
カレが風邪で寝込んで、仕事を休んでいる。
私もまだ仕事が始まらないので、薬の世話やなにやらをしながら過ごしている。
でも、「なにやら」がこれが大したことがない。
出来ることなんてほとんどない。
食欲もイマイチだし、着替えなくちゃいけないのはカレだし、水を飲むのもセキをするのもカレの仕事だから。
何かしてあげたい。
だけど、寝ていることが今はカレにとって一番大切なことだと思う。
無力だなー。
でも、無力だけど、ここにいてあげよう。
必要ならいつでも呼べるように。
セクシーさって?
私がただの友達として、少しだけ気取って、カレとカレの仲間といるとき、カレの親友が下手くそな日本語でよく口にする言葉。
Kicoはセクシーです。
(爆)
日本語を単語ごとにカレから学んでいる彼は、言いたいことを思いつくとカレにこっそりと、でも誰にでも聞こえる大声で訪ねる。
だけど、すごく個人的な意見なのだけど、それを言われているとき私は、セクシーからは程遠い自分でいるときだと思っている。
だから、セクシーってなによ?
そう思ってしまう。
流し目でも知らずのうちに使っているのだろうか。
それともただ、私の笑顔でも見たくて言ってみているのだろうか。
私はしばらく、カレにセクシーなそぶりを見せるのを恥ずかしいと思っていた。
抱きついて、よく訳もなく踊り始めるふたり。
カレは「Kicoちゃん、もっと腰を使って」などと言ってくる。
カレのくねくねした変な動きに、あわせろと言われて、ひざを使って動く私を、「ひざじゃないでしょ、腰でしょ!」と叱りつける。
恥ずかしい・・・^^;
できねぇす。。。
でもこの間、ウィル・スミスの新しい映画 『Hitch(ヒッチ)』 を見ていて、ふと思ったのだ。
わたしはただ、いたい自分でいればいい。変な踊りをしたければ、いつでもすればいい。カレは、そんな私をより可愛いと思い抱きしめてくれるに違いない。
だいたい、やれと言われていることをやって、カレが「おいおい、なにやってんだ。恥ずかしい」などと反応することがあるはずがない。
もともとカレはそんな人間じゃない。
「セクシー」も同じだ。
カレがセクシーな私をもっと見たいのは知っている。
いろいろな面をもつ私を、誰よりも喜んでくれるのがカレだろう。
だけど、セクシーさってなんだろう。
さりげなくセクシーでいるには、どうしたらいいんだろう。
一夜漬けではやっぱりダメなのだろう。
内からにじみ出るようになるまでは、時間がかかるに違いない。
セクシー探求中。
ご意見歓迎。^^
守護神と私
目に見えないものを信じない人は多いと思う。
幽霊とか、UFOや宇宙人とか、精霊、その他もろもろ。
私は上に挙げたもの全ての可能性を信じている。
夜の公衆トイレはカレが外にいても怖い。それは幽霊が出るかもと考えるからだ。
人類が宇宙にあまりに進出していくことを、私は懸念している。地球上で動物の命を絶えさせた人間なら、宇宙人の聖域を侵しかねないと考えるからだ。
アメリカ人が庭を綺麗にしたいからと、何十年もそこにある木を切り倒してしまうことに、私は悲しみをおぼえる。木が痛がっているだろうと感じるからだ。
そして守護神。
私は運がとてもいいと、昔から感じてきた。
時には自分の良い行いを自画自賛し、ほんのたまに前世の行いに想いを馳せ、残りのほとんどの場合に「神様」に感謝してきた。
とてもパワフルな、とても細やかな、とても迅速な私の守護神。
辛いときは、何か意味があるのだろうと、懸命に考えてきた。私にこんなによくしてくれる私の神様が、訳もなく苦しみを与えたり、助けの手を差し伸べないとは思わないからだ。
助けの手を差し伸べないと言うのは間違っているかも知れない。
考えているとき、ヒントを与えてくれていることにも気づくことがある。
そのヒントは、私の経験の中に散らばっていて、未知のものでも見出すことができるようになっている。
簡単なようでいてすごく難しい。
ふっと、どこを見ればいいのかを教えてくれているような気がするのだ。
愛も見えない。
行動にして、言葉にして、表してもみるけれど、やっぱり見えないものだと思う。
でも、こればかりはほとんどの人が信じているものだ。
何が違うのだろう。
愛だって、ときに人を傷つけて、恐れさせて。
生み出すものは多くの場合、目には見えない感情だったりするのに。
私は努めて、「自分のお陰」と思い込まないようにしている。
これって、すごく自分を卑下しているように見えて、実はものすごく偉そうな生き方かもしれない。
いつも、私だけの神様がそばにいてくれて、私がしなくちゃいけないことといえば、メッセージを正しく受け取ることだけだ。
贅沢。
でも私は、この贅沢を分けていこうと思う。私が触れ合う人たちに。
それですべてがチャラになるとは思わないけど。
そして多分、この姿勢さえもが、私が受け取っているメッセージなのだろう。
切りのないサークルのような、守護神と私の人生のダンス。